センター試験廃止・到達度テスト導入について

センター試験廃止・到達度テスト導入について

 

みなさん、こんにちは

大学入試センター試験の出願期間も終わりまして、受験のみなさんもさらに慌ただしい日々を過ごされていることでしょう。平成26年度のセンター試験の日程は1月18日(土)、1月19日(日)です。残すところ、3か月となりました。

今回のブログは、今年6月に教育再生実行会議にて発表された大学入試センター試験の廃止、およびそれに代わる「到達度テスト」についてまとめてみました。

現在の大学入試センター試験は、1979年から1989年までの間に行われていた国公立大学の入試希望者を対象とした大学共通第一次学力試験のあとを継ぎ、1990年、独立行政法人「大学入試センター」により、実施され現在に至ります。

独立行政法人「大学入試センター」はセンター試験について下記の役割を主張しています。→大学入試センター

1990年から現在まで20年以上、試行錯誤を繰り返しながら続いてきたセンター試験ですが今年6月、政府の教育再生実行会議にて、現在のセンター試験を5年後を目途に廃止し、高校在学中に複数回挑戦できる「到達度テスト」の導入を視野に入れ、新しい大学入試の枠組みをつくる案が発表されました。

なぜ、センター試験を廃止するという議論がなされたのかというと、センター試験は「年に一度しか受けられない」ため、受験生が負担するプレッシャーや、運、マークミスによる失敗などのデメリットが指摘されたからです。新しく掲げられている「到達度テスト」は年に数回、試験を受けることにより大学側にとって受験生の学力を正確に把握できるメリットがあるとのことです。

しかし、この「到達度テスト」が実際に実施された場合、中高一貫校では授業進捗が早いため早期に受験に備え、有利となる可能性があります。また、通常の高校でこれまでどおりの状況で進めば、「到達度テスト」がおこなわれるまでに十分な対策が出来ていないため、大学入試に苦戦することも考えられます。高校側としては、学校生活が受験第一になる懸念、また卒業後、就職を考えている生徒との序列化につながるなどの指摘があります。 最後に、センター試験廃止・到達度テスト導入に関する世論調査のリンクを載せておきます。みなさんはどうお考えでしょうか。→センター試験廃止・到達度テスト導入の是非